
出典:JBISサーチ(https://www.jbis.or.jp/index.html)
ディープインパクト 牡 鹿毛 | |
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生年月日 | 2002年3月25日 |
獲得賞金 | 14億5,455万円 |
戦績 | 12-1-0-1/14(14戦12勝) |
父 | サンデーサイレンス |
母 | ウインドインハーヘア |
調教師 | 池江泰郎 |
生産牧場 | ノーザンファーム |
ディープインパクトは2002年ノーザンファームで誕生し、2004年12月19日2歳新馬としてデビューしました。馬体重436kg〜452kgと比較的小柄な馬でしたが、引退するまで全レース上がり3ハロン最速という偉業を成し遂げています。
引退後も種牡馬として大活躍し2000頭近いディープ産駒がレースで活躍中、10年連続サイアーランキング1位を獲得するなど日本競馬界で最も重要な位置付けになっています。ディープインパクトのすべてはこちらの競馬本に詰まっています。
ディープインパクトはどんな馬?無敗の三冠馬
- 全レース1番人気
- 全レース単勝オッズ1.3倍以下
- 全レース上がり3ハロン最速
- 全レース日本のトップジョッキー武豊騎手が騎乗
- 10年連続サイアーランキング1位
- 無敗の三冠馬!
ディープの残した偉業を並べれば切りがないでしょう。
ディープインパクトは兄ブラックタイドの弟ということもあり、デビュー前から才能が認められ、デビュー戦から単勝1.1倍のゴリゴリブッチギリ人気馬。社会現象を起こした史上最強の伝説馬です。
コンビを組んだ武豊騎手は
相当な逸材であるのは間違いありません。実感として凡馬にはない雰囲気をオーラとして持っている馬です。誰が見てもディープが抜けている。
コメント
このように感想を話し、
他馬との格の違いが顕著に目立ちました。
性格は
ディープインパクトの性格
- 素直
- とてもおとなしい
- 人懐っこい
- 人間が好き
- 優しい
- 気さく
- 頭がいい
- 集中力が高い
人間だったとしてもかなりモテそうですね。
走るではなく『飛んでいた』
ディープインパクトを語るためには『無敗の三冠馬』であることを抜かすことなどできません。
- 1941年 セントライト
- 1964年 シンザン
- 1983年 ミスターシービー
- 1994年 ナリタブライアン
- 2005年 ディープインパクト
- 2011年 オルフェーブル
- 2020年 コントレイル
3歳馬のクラシックレース『皐月賞』『東京ダービー』『菊花賞』をデビューから無敗で制した馬。
日本競馬史約130年のなかでたった8頭
ディープが三冠馬となった皐月賞あとの武豊騎手は
引退レース有馬記念を実況していたアナウンサーも
実況中こんな表現でディープインパクトの走りを表現しています。
無敗の三冠馬という偉業を成し遂げ、デビューから引退まで最強であり続け、
ディープインパクトはレースで飛んでいたのです。
制御できないほど速かった
サイレンススズカと同じく「制御しきれないほど走ってしまう」という時期が若い頃あったようで、
坂路調教58〜59秒で調整してくれ!
に対し54秒前半で回って来たりしていました。
キレのある史上最強の強烈な末脚
ディープインパクトは強烈な末脚が魅力であり、最後尾から全馬ゴボウ抜きにする走りが社会現象を巻き起こしていました。
私もディープの走りを見て、馬券を買い、「ディープ買っておけばいんでしょ」と確信していました。
素人目からも他馬と比べて圧倒的な格の違いがあったのです。
次の章から実際のレースをもとにディープの走りを振り返っていきます。
連続10年間サイーアランキング1位
サイアーランキング | |
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2010年 | 35位(キンカメ1位) |
2011年 | 2位(キンカメ1位) |
2012年 | 1位 |
2013年 | 1位 |
2014年 | 1位 |
2015年 | 1位 |
2016年 | 1位 |
2017年 | 1位 |
2018年 | 1位 |
2019年 | 1位 |
2020年 | 1位 |
2021年 | 1位 |
ディープ産駒が全G1制覇するまであと2レース!
2020年、グランアレグリアがスプリンターズステークスを勝ちましたので、残るレースはあと2つです。
まだ勝ててないレース
- 高松宮記念(芝1200m)
- チャンピオンズカップ(ダート1800m)
※2021年4月末時点
やはりというか適正外が残ってますね。
種付した頭数
引退後に種付した数は2867頭。
1年あたり220頭。
(;´Д`)
2020年追記:世界初の父と子での無敗の三冠馬になった
引用:jbisサーチ
ディープインパクトの子供であるコントレイルが無敗の三冠馬となりました。
つまり世界初、父子2世代での無敗三冠を成し遂げたことになります。
コントレイルは2021年11月28日に行われたジャパンカップに出走し引退、現在は種牡馬入りしています。
もしかすると、3世代での無敗三冠もありえるかもしれません。
最短で2025年度!!
ディープインパクトの戦史
ハーツクライになぜ負けたのか?
2005年の有馬記念は、ディープインパクトが唯一負けたレースです。このレースを制したのはルメール騎手騎乗のハーツクライ、先行策を取り2分の1馬身差での勝利となりました。
2005年有馬記念
「なぜ?ディープインパクトはハーツクライに勝てなかったのか。」
今でもあーでもないこーでもないとされていますが、ディープインパクトに騎乗していた武豊騎手はレース後のインタビューコメントで、
と話しています。
このレースを境に「最後の直線でゴボウ抜きスタイル」から「3コーナ前から早めに仕掛けていく」走りに変わったのです。
凱旋門賞
2006年10月1日、世界最高峰のレース凱旋門賞にディープインパクトが出走しました。
ディープインパクトはスタートから2番手につけ、序盤からやや折り合いを欠くような走りを見せています。最終コーナーを抜け最後の直線で一時先頭に立ったものの、レイルリンク(Rail Link)と、C・ルメール騎乗のプライド(Pride)に外から差され3着。誰しもが望んだディープインパクト世界制覇は実現しませんでした。
第85回凱旋門賞
この結果に追い打ちをかけるように、薬物(イプラトロピウム)が検出され、
最終的にディープインパクトは失格になっています。
どちらが強いのか?夢の論争合戦
ディープインパクトは史上最強の馬であるがゆえ、「ディープインパクトとどちらかが強いのか?」という論争が競馬ファンの間でたびたび起こります。これもう仕方ありませんねw
なかでも活発なのが
「ディープインパクト(強烈な末脚) VS サイレンススズカ(強烈な逃げ) 」
この大局的な2頭のレースはたくさんの人が想像し
- いったい道中で何馬身差が開くのだろうか?
- いったいどっちが勝つのか?
- いったいどんなペースになるのか?
私も数人の人とこの議論を交わし、結局答えは出ません。
実際この2頭が競い合うとどうなるのか?これについてサイレンススズカの記事でまとめてあります。
ディープインパクト安楽死
2019年7月30日の早朝
複雑骨折での安楽死にてディープインパクト号(17歳)がこの世を去りました。