結局ディープ産駒が強いのか?
それとも先行雪崩れ込みになってしまうのか?
ゴール前の直線距離を把握するだけでも予想の幅が広がります。
中央競馬・全ダートコースの最後の直線の距離をまとめました。
直線が長いコースからランキング形式で紹介していきます。
競馬予想の参考にどうぞ^^
ダートコースはこちら
中央・芝コース比較表
芝コースの直線長い順(新潟1000mを除く) |
|
最大直線距離 |
直線の坂 |
新潟・外回り |
658.7m |
平坦 |
東京 |
525.9m |
だらだら上り2.1m |
阪神・外回り |
476.3m |
下り→急坂上り1.8m |
中京 |
412.5m |
下り→急坂上り2m |
京都・外回り |
403.7m |
平坦 |
阪神・内回り |
359.1m |
下り→急坂上り1.8m |
新潟・内回り |
358.7m |
平坦 |
京都・内回り |
328.4m |
平坦 |
中山・内外共通 |
310m |
超急坂上り2.2m |
福島 |
299.7m |
下り→上り |
小倉 |
293m |
超平坦 |
札幌 |
269.1m |
平坦 |
函館 |
262.1m |
下り→平坦 |
ゴール前直線距離ランキング・芝コース編
直線を向いてからヨーイドンの勝負
新潟外回りの直線距離は中央競馬最大の659m!この直線があるため前半はスローペースで流れ、直線を向いてからヨーイドンのレースになりがちです。最後の直線には坂もなく平坦、瞬発力タイプのトップスピードがある馬が断然有利で、逃げ馬が逃げ残るのは相当に厳しいコース。
(外回りコース)1,400m、1,600m、1,800m、2,000m、3,000m、3,200m
勝負所でのダラダラ上り坂2.1m
国内2番目の直線距離。直線を向くとすぐに上り坂がはじまり、ゴール手前約500m〜250mの間はダラダラと続く2.1mの上り勾配が競走馬のスタミナを急激に消耗させます。上りが終わるとさらにそこから250mの平坦な直線、脚がないとこの難所を走るきる事は不可能です。展開だけでは勝ちきれないコース。軸馬選びは能力ある馬からにした方が無難でしょう。
1,400m、1,600m、1,800m、2,000m、2,300m、2,400m、2,500m、2,600m、3,400m
急な上り坂1.8mが待ち受ける直線
4コーナー〜ゴール前の直線にかけて穏やかな下り坂が続き、直線を向いてから250mほど走った残り200m地点より1.8mの急坂を一気に駆け上ります。この坂の勾配率は1.5%と中山競馬場に続く厳しい急坂なのですが、下り坂でスピード乗せそのまま押し切る競馬も多く、一丸にスタミナ消耗戦にもなりずら傾向がみられる。
(外・内)1,400m、1,600m、1,800m、2,400m、2,600m、3,200m
勾配率約2%の急坂2mからの役200mの平坦
向正面から3コーナー、4コーナー、直線に向くまで下り坂が続き、直線を向くとすぐに勾配2%の急坂2mが待ち構えている。坂を上りきった後は平坦よりの若干上りが220m残っており、脚を使いすぎていると持ちません。長い下りに加えて急坂、その後約200mの直線が残っているため、どの馬も展開に左右されやすくなります。そのため、騎手が仕掛けるタイミングが決めてとなるコース。
1,200m、1,400m、1,800m、1,900m、2,500m
スピードに乗ったままの平坦直線403.7mの勝負
3〜4コーナーにかけて下り坂が続き、そのスピードに乗ったままの状態で最後の直線に進入してきます。特に外回りではトップスピードで直線を向きやすいため、とにかく早い時計が出やすいコース。直線距離も約400mと長めで、差し・追い込みが決まりやすい。展開を左右するはもっぱら向正面〜3コーナーあたりでの仕掛けのタイミングが重要になってくる。
1,200m、1,400m、1,600m、1,800m、2,000m、2,200m、2,400m、3,000m、3,200m
なだらかな下りからの急坂1.8m
4コーナー途中(残り600m)からなだらかな下り坂が続き、残り200mで勾配1.5%の急坂1.8mを一気に駆け上ります。直線を向いてからの加速では少し遅く、とはいえ坂の事を考えるとなるべく脚を残したい。騎手の仕掛けベストタイミングに加え、下りながら曲がりながら加速するという競走馬の起用さも必要になってくるコース。
1,200m、1,400m、2,000m、2,200m、3,000m、3,200m
十分な直線距離と1周丸ごと平坦なコース
コース1周を通して平坦な作りで、単調な上がり勝負ではない様々な展開が発生しやい。逃げ・先行馬にもチャンスはアリ。しかし、ゴール前の直線距離358mはローカル競馬場の中で最長、どちらかと言えば末脚タイプが有利言わざる終えないコース。坂もなく、直線も長いため、早い時計が出やすい。
(内回り)1,200m、1,400m、2,000m、2,200m、2,400m
残り600mが平坦で4角を小回りできれば!
3角から4角に向けて下り、4コーナー以降はゴールまでずーと平坦。ゴール前の直線は328.4mと程よい距離で、4角を小さく回れれば断然前有利な展開になる。4角をできるだけ前で小さく回りたい心理が働き、向正面から3コーナーへ向けての上りで早仕掛けする騎手も多い。長く使える脚が最も合っているコース。
1,100m、1,200m、1,400m、1,600m、2,000m
中山名物!高低差2.2mの超急坂が最後の直線で待ち構える
中山競馬場の直線距離は310mと程よい距離なのだが、残り180m〜70mに設けられている中山名物、超急坂の高低差は2.2m、最大勾配は2.24%で、中央10会場で最大!そこに辿り着くまでの勾配も激しく、高低差は内・外共通で5.3m。とにかくタフ差が要求され、最後の坂を踏ん張るパワーが必要なコース。競走馬からは最後の急坂の事を“最後の難関”と言われている。「一番疲れている時にこんな坂があるとは、、、人間はなんてヒドイ事をするんだ!」っと話しているのを聞いた事があります。
1,200m(外)、1,600m(外)、1,800m(内)、2,000m(内)、2,200m(外)、2,500m(内)、2,600m(外)、3,200m(外・内)、3,600m(内)、4,000m(外)
残り600mの半分がカーブ、半分が直線のコース
JRA全場の中で最もコンパクトなのが福島競馬場!1周はわずか1600mしかなく、3〜4コーナーはスパイラルカーブが採用されている。残り600m地点は3コーナーの中間地点に位置し、ここからスピードを出したくとも器用な馬でなければなかなか出せないジレンマがレースを盛り上げている。4コーナーから残り200m付近まで下り、最後の直線で1.2mの坂を駆け上がりゴール。ただし、最後の坂でやられると言うよりも、後ろが届かない展開になりがち。
1,000m、1,200m、1,700m、1,800m、 2,000m、2,600m
最後の直線が平坦で短く前が止まらない
小倉は、1周1615mの小回りなコースで、福島と並び3~4コーナーにはスパイラルカーブが設けられています。このため、前有利な傾向が強いコースではあるのだが、全体の高低差は約3mとそれなりの起伏がある。福島の最後の直線に上り坂があるのに対し、小倉競馬場は美しいまでの完全なる平坦ホームストレッチ。距離も293mしかなく、福島以上に前が止まりずらいコース。前々競馬と小回りできる器用さが欲しいところ。
1,000m、1,200m、1,700m、1,800m、 2,000m、2,600m
円形レイアウトで最後の直線はたったの269m
円形レイアウトである札幌競馬場はコースの3分の2がカーブを走る事になり、最後の直線もたったの269mしかないため、外を回されながら直線を迎えると届きようがありません。4角の位置取りが重要な完全前有利な競馬場です。しかし、札幌の特徴として全面洋芝であることがあり、1周通して平坦であるにも関わらず、馬場状態次第ではタフなレースになる事もあるトリッキーなコース。
1,000m、1,200m、1,500m、1,800m、2,000m、2,600m
日本で一番短い直線コース!キレる脚が求められる
函館は日本で一番短い直線距離(262.1m)のコース。3〜4コーナーにはスパイラルカーブが採用され、4コーナーから直線へ向けてなだらかな下り坂です。追い込みが決まる事はほぼなく、圧倒的前有利なコースと覚えておけばOKです。前で競馬ができる脚質、一瞬で加速できるキレ、この2つを持ち合わせた馬が狙い目。ただし、こちらも札幌同様のオール洋芝なうえ3.5mの高低差(ローカル最大)もある。馬場次第ではとてもタフなコースになるので要注意!
1,000m, 1,200m, 1,700m、1,800m, 2,000m, 2,600m
まとめ、
新潟、東京、阪神外回りは直線を向いてからヨーイドンの勝負も多く、キレのある末脚とスピードを活かしやすいコースです。一方函館、札幌、特に函館短距離は前が止まりません。馬場状態を読み切り、コースの特性にあった馬を選びたいですね。