
阪神競馬場・芝2200mは年間レース数こそ少ないですが「宝塚記念」「エリザベス女王杯」とG1で使われるコースです。過去10年データを元に傾向をまとめました。予想の参考としてお使いください。
前走上がり3位以内!
阪神競馬場・芝2200mの特徴
G1宝塚記念(6月)
G1エリザベス女王杯(11月)
レコードタイム2分10.1秒「アーネストリー」 2011年6月26日 宝塚記念
最初のコーナーまでの距離約525m
スタート直後のコース形態下り
ゴール前の直線356.5m(Aコース)
ゴール前の坂急な登り坂(1.8m)
総括スピードタイプ優勢
コース形態
スタンド右側の4コーナー出口がスタート地点。最初のコーナーまで約525mとかなり長いため先行争いはそこまで激しくなりません。またスタート直後から下りが続きますが、すぐゴール前の登り坂(1.8m)が待ち構えているため、やはりペースは落ち着く傾向にあります。
中盤はクラス関係なく緩みやすく、レースは3コーナー周辺から動き出します。騎手によっては向正面から早仕掛けしてくるので注意しましょう。チラホラ見られます。
ただし、早仕掛けが吉となるかと言えば「そうでもない」という印象です。理由は内回りによる4コーナーのキツさと最後の直線に待ち構える2回目の急坂。
むしろ可能な限り仕掛けを遅らせ、しっかり上がり3Fを使ってくるタイプが優勢です。
馬場
阪神の芝コースは10月からガンガン利用するため11月〜12月にはダメージ出てくる時期です。レース動画で内が荒れてるかどうか?のチェックは必要でしょう。内が荒れて来るとBコースへ移ります。穴を狙えるのはBコースに移る少し手前、Bコースに移った瞬間の内枠も良いでしょう。
阪神競馬場・芝2200mの傾向
- 1番人気信頼度
- ペース傾向
- 枠順の有利不利
- 脚質傾向
- 馬体重
- 騎手成績
- 種牡馬成績
- 逃げ馬データ
- おすすめデータ
※過去10年データ参照
1番人気の信頼度
1番人気の信頼度は「並」JRA平均とさほど変わらない数値である。1~5番人気の3着内シャア率73.6%。
ペース傾向
未勝利クラス~1600万下までは1000m通過タイム61秒台と明らかなスローペース傾向が認められる。スタミナを温存しておきたい騎手心理が大きく働いている証だろう。宝塚記念、エリザベス女王杯といった重賞クラスはミドルペースで進みやすい。
枠順傾向
好走率が高いのは平均着順6.6着の2枠~3枠。大外8枠の平均着順8.1着と低いが3着内シェア率13.0%と馬券に絡んでいるためそこまで問題ないだろう。2枠ならプラスだが、枠による大きな有利不利は確認できない。
脚質傾向
好走率の高い脚質は先行だがマクリ平均着順が5.0着とトップであることに注目したい。上がり3F1位の勝率39.6%、複勝率79.1%、平均着順2.6着と超好成績である。上がり5位以内と6位以降の境目をラインにおいても良いだろう。
本来隠しておきたいマル秘データをここではふんだんに紹介したいと思う。「上がり3F1位【単勝回収率377%】【複勝回収率209%】」つまり、上り最速を出すであろう馬さえ見分けることができれば本コースでボロ儲けすることができるだろう。
馬体重データ
500㎏を超える大型馬の成績が優秀です。450㎏以下は割引対象となるだろう。
当コースが得意な騎手
単勝複勝回収率100%越えのおすすめ騎手を黄色マーカーで示してた。特に幸騎手は勝率10.9%単勝回収率399と爆走傾向アリ、警戒心を持って視野に入れておくのが良いだろう。また回収率は良くないもののデムーロ騎手の複勝率52.8%が最も高いのもポイントだ。
種牡馬データ
キズナ産駒が最好成績。マンハッタンカフェ産駒の複勝回収率にも注目し馬券を買いたい。ハーツクライ産駒、ハービンジャー産駒は悪成績となっている。
逃げ馬データ
逃げ馬の成績は以上の通り。クラス別で確認してみると。
G1クラスで逃げ切るのは至難のワザである。狙うなら2勝クラスの逃げ穴馬を狙いたい。
おすすめデータ
前走上り3位以内の馬は単勝回収率100%を超え。上がりを使っているため人気になってしまいそうなところだが、好成績を残している。上がりが使えているのに惨敗した馬などは狙い目になるだろう。
まとめ
最後に本コースのポイントをまとめると
- 1600万下まではスローペース傾向
- オープンクラスはミドルペース傾向
- 上り最速を出せる馬が強い
- 幸騎手の爆走に期待
- 前走上り3位以内の馬が狙い目