
阪神競馬場の芝3000mは年に1回、阪神大賞典にのみに使用されるコースです。
最初のコーナーまで約360mとほどよい長さがあり、長距離コースであることからスタート直後のペースが落ち着きやすいのが特徴。また1番人気の成績が優秀なことから、長距離であっても荒れにくいコースとして考えるのが無難です。
阪神芝3000mのコース特徴・1番人気の傾向を過去データまとめました。
予想の参考にどうぞ。
阪神競馬場 芝3000mの特徴
重賞レース |
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年間レース数 | 1レース |
レコードタイム |
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最高3連単 |
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1番人気 | 勝率66.7%、複勝率88.9% |
有利枠 | 中間枠 |
有利脚質 | 先行 |
波乱傾向 | 低い |
コース特徴 | タフ |
種牡馬の傾向
【ステイゴールド、ハーツクライ】などのスタミナ型は優秀な成績。逆に割引できる産駒は【ルーラシップ、ジャングルポケット、ゴールドアリュール】などのスピード系です。
阪神・芝3000m 1番人気の傾向
まず芝3000mの1番人気は【勝率66.7%、連対率77.8%、複勝率88.9%】と超好成績を残しています。また回収率ベース【単勝回収率118、複勝回収率98】と軽視できない馬であり、馬券師たちも高確率で好走する馬を見抜いているようです。
余談ですが、ここまで成績がいいと1人気をなかなか切ることができないため、ワイド1点張り1人気を抜いた馬券が美味しい気配がしますね。
さて、ここからは1番人気の傾向について過去データを使いながら分析していきます。
枠傾向
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枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1枠 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 170 110
2枠 0- 0- 0- 0/ 0
3枠 0- 0- 0- 0/ 0
4枠 0- 0- 0- 0/ 0
5枠 0- 0- 0- 0/ 0
6枠 0- 0- 0- 0/ 0
7枠 2- 0- 1- 0/ 3 66.7% 100.0% 90 106
8枠 3- 1- 0- 1/ 5 60.0% 80.0% 126 92
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8枠で1敗していますが、距離が距離なので枠はそこまで関係ないでしょう。当コース有利な枠が中間枠なので、ここに入ったらプラス。
脚質傾向
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脚質上り 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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平地・逃げ 0- 0- 0- 0/ 0
平地・先行 3- 0- 1- 1/ 5 60.0% 80.0% 126 88
平地・中団 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 0 110
平地・後方 0- 0- 0- 0/ 0
平地・マクリ 3- 0- 0- 0/ 3 100.0% 100.0% 146 113
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当コースの特徴としてスタミナ型が走りますので、脚質をそこまで気にする必要はありません。ただし逃げ馬が1人気となった場合は荒れる可能性も。
騎手傾向
マクリを得意とする騎手ならプラス要素。後方一気が得意戦法の騎手は割引してもいいでしょう。
馬場傾向
過去10年で重、不良馬場のことがないため馬場の視点から1人気を割り引く必要はありません。
クラス傾向
阪神大賞典でしか当コースを利用しないためクラスによる1番人気への影響を考えることはできません。
馬体重傾向
一般的な馬体重であれば問題ありません。
種牡馬傾向
1負けしているキセキ(父ルーラシップ、母ブリッツフィナーレ)は母父ディープインパクトでありどちらかと言えばスピードタイプです。前々で長い脚を使うのが特徴でしたがスタミナを問われるレースでは弱い馬でした。
まとめと見解
年に1回しか利用されないコースなので過去データから多くを知ることは難しいですが、基本はスタミナ型が好走するコースです。1番人気の成績が超激高のため、飛ぶレースを判別するのは難しいですね。波乱傾向が弱い人気サイドで馬券を組み立てるか、穴馬からのワイドであれば旨味があるように思えます。
- スタミナ型は適正あり
- 1番人気の勝率66.7%、複勝率88.9%と見抜かれているのでさかわらないのが吉
- 中間枠やや有利