
新潟芝1000mコースの特徴・傾向のなかから特に重要な3ポイントを紹介します。
(TARGET frontier JVにて集計)
- 特徴と傾向
- 1番人気分析
新潟競馬場・芝1000mの特徴
重賞レース | G3アイビスサマーダッシュ(7月) |
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脚質 | 先行有利 | |
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枠 | 8枠有利 | ||
年間レース数 | 平均28.6R | ||
レコード | 53.7秒 | カルストンライトオ | アイビスサマーD(G3) |
最高3連単 | 482万0,440円 | パープルタイガー | はやぶさ賞(500万下) |
- 千直とも呼ばれる新潟芝1000mはJRA唯一の直線コースです。先行争い、コーナーがないため通常の予想とはまったく違うアプローチが必要です。
- アップダウンが2回、2回目の下り坂(残り450m付近)から2度目の加速をします。距離も短いため上がり31秒〜32秒前半などという驚異的なタイムを叩き出すこととになり、あくまでスピードが大切なコースと言えます。
- 最大の特徴は芝が痛んでいない8枠を走る馬が圧倒的に有利ということです。内枠は成績が落ちるため割引が必要でしょう。
セン直ならではの予想が必要
枠順傾向
当コース最大の特徴は痛みの少ない芝の上を走れる8枠が超優秀な成績を残していることです。半面1~2枠は割引が必要。
馬番別に見てもその差は歴然、大外枠でプラス評価、最内枠でマイナス評価できます。
1番人気の傾向
1番人気の勝率30.7%とJRA平均より低いですが、並程度の信頼度と考えて良いでしょう。逆に2桁人気付近の好走率は高く、中間穴馬を的確に狙えるかどうかで高配当をゲットできるかが決まります。
馬体重の傾向
馬体重480㎏より大きい馬の好走が目立ち一つの特徴になっています。見た目よりタフなレースになることが多いということで、スピードの最大値に加えて持続させる長い脚が求められます。
騎手成績
鮫島駿騎手が単勝複勝回収率100%オーバーで、藤田奈々子騎手も新潟芝1000mを得意としています。出走回数こそ少ないですが、デムーロ騎手にも要注意。
平均タイム・ラップ
前後半イーブンペースで進むのが当コースの特徴です。7月に開催されるアイビスサマーダッシュ(G3)では55秒を切るタイムと32秒台前半から31秒後半という驚異の上がり3Fが要求され、厳しい流れのなかで持続できるスピードが絶対的に必要なレース。逃げ馬ペースがそこまで重要でないコースとも言えます。
血統(種牡馬)の傾向
アドマイヤムーン、ロードカナロア、マイネルラヴ産駒などのミスタープロスペクター系が好成績を残しています。日本を代表するディープインパクト産駒の成績はさんざんで、勝率10%以上、回収率100%以上の産駒が見当たりません。当のディープ産駒は勝率5.9%、単勝回収率39%と低水準。
芝コースですが、どちらかというとタフなレースになりやすく、ダート適性まで含め持続できるスピードが求められるコースと言えますね。父サンデーサイレンス系、特にディープ産駒の過剰人気馬には要注意が必要です。
新潟芝1000mの1番人気を徹底分析
新潟芝1000m全体の1番人気は勝率30.7%、複勝率60.6%、信頼度は並となっています。
ここでは、さらに1番人気について深く調べていきます。
クラス別の成績
アイビスサマーダッシュ1番人気は超高信頼度!ここは逆らわずに馬券に含めたいと言えます。1000万クラスで少の割引が必要。
枠別の成績
新潟芝1000mの特徴がそのまま影響し、1番人気×8枠が狙い目です。1~3枠で割引必要。
馬場状態別の成績
馬場が渋ると信頼度も一気に低下し、1番人気を外した馬券で勝負しやすくなります。不良馬場の勝率100%になっていますが、サンプル数が少ないため無視できる数値です。
重馬場で開催された上級条件クラスは【0-1-1-5/7】と極端に信頼度が下がっており、1人気×重馬場×上級条件で凡走傾向があります。
重馬場×年齢で集計しても差がハッキリ分かるデータになっています。勝ち切っているのは3歳のみで、5歳以上は全馬凡走。
単勝オッズ別の成績
新潟1000m×1番人気×単勝オッズ3.0倍~3.9倍は勝率20%以下と凡走傾向があります。馬券を組み立てる上で面白いデータです。
まとめ
ミスタープロスペクター系やダート寄りのスピードある馬が狙い目。ディープインパクト産駒のようなキレはそこまで必要なく、割引要素になる。
- 大外枠の馬
- 480㎏以上の大型馬
- アイビスサマーダッシュの1番人気
- 1人気×重馬場×上級条件
- 1番人気×単勝オッズ3.0倍~3.9倍
- 1~3枠の馬