
荒れるレースはJRA全体の2割程度と言われています。
もし波乱傾向の高いレースを見極める事ができれば、荒れるレースのみを狙ったり、逆に不安要素の高いレースを見送ったりできるでしょう。
このページでは「荒れるレースの見極め方」について基本的な考え方をまとめました。
- 波乱を見極めるコツ
- 注意点
- レース波乱度測定方法
1〜3番人気に不安要素のあるレース
- 新馬戦
- ハンデ戦
- 18頭立て
荒れる条件として真っ先に思いつくのが上の3つです。
この3つは「競走馬の力が均衡し見えずらい」ことにより、オッズが割れて荒れる事が多いレース。
しかし新馬戦から2桁人気で突っ込んできた穴馬、この馬が突っ込んで来たため荒れた!という考え方は、
私の考える波乱レースとちょっと違います。
違うというよりは「上の3つは見極めるのが逆に困難で、はなから荒れると考えて参加できるレース」と考えています。
では本当の荒れるレースとはどんなレースでしょうか。
それは「平凡なレースで1〜3番人気あたりが凡走したため荒れるレース」です。
まぁ1頭くらいは馬券内に入るかもしれません、それでも3着だったりすれば高配当になりますね。
もちろん上の3つに該当するレースの中からも1〜3番人気の凡走レースが存在します。
それでは、その本質についてお話ししていきます。
人気サイドが凡走する傾向は掴めない
よく過去10年の配当データまとめ荒れるレースを見極めようとしている人がいます。
しかしこれは不可能なだということをまず説明させてください。
例えば良く荒れるレースととして有名な
- マーメイドステークス
- 七夕賞
などがあります。
この2レースはどちらもハンデ戦であり、荒れる傾向の高いレースですが、今年荒れるかどうかは今年の出走メンバー次第なのです。
傾向として荒れやすいと簡単に言うこともできますし、データで示すこともできます。
しかし馬券を買うのは今年の話で、過去の荒れる傾向は今年の出走メンバーに対してまったくの無関係。
過去データから「どんな馬が好走しやすいのか?」という傾向は、今年出走するメンバーに照らし合わせ考える事が可能なので、こちらのデータ、傾向は今まで通り競馬予想の参考にして問題ありません。
なので、荒れるかどうかを判断するには「今年の出走メンバーを吟味しながら決める必要がある」ということを覚えておきましょう。
1〜3番人気の凡走確率を決めるための指標
- 競馬指数×オッズ
- 脚質
- レース展開
指数で判断する
競馬指数とオッズを見比べ、開き大きいときは荒れる傾向が高いレースになります。とても簡単にできる方法で、世の中に知れ渡っている情報なのですが、これをやっていない人は90%以上といった印象がありますね。
きっとメンドくさいからです。
利用する指数によって波乱確率が変わるので、いろいろ試してみましょう。
またオッズは時間と共に変化するものなので「何時のオッズを参考にする」といったルール決めも必要です。
脚質から判断する
1〜3番人気が同じ脚質だと荒れる確率が激的に高まります。3頭とも先行馬、というありがちなレースであってもポジション争いが必ず発生するため、荒れやすいのです。
競馬は道中マイペースに脚を溜めて走った方が断然有利。という大原則を抑えておきましょう。
これは特に日本の中央競馬だから言えることで、地方のさらにローカル競馬の場合はひたすら前を走った馬が有利になります。
またこの考え方は上で説明した18頭立てレースに似たものがあり、ポジショニングは割と重要である。ということ。
レース展開から判断する
レース展開は主に逃げ馬が作り出します。逃げ馬を見つける事自体が難しいのですが、ある程度でもペースを判断できるのであれば、人気サイドのペース傾向と今回の想定ペースを比較してみましょう。
- 逃げ馬を探す
- 逃げ馬のペース(レースのペース)を考える
- 人気サイドの過去レースを検証する
- 人気サイドの馬が想定ペースでの凡走歴があった、もしくは経験が無かった
- 荒れやすい
だいぶハードな見極め方ですが、競馬ソフトターゲットを使えば各馬の過去レースのペースを記録しておけるため、実はそこまで労力なく判断する事ができます。
ターゲットは競馬で勝つための必須ツールという事でございます。
JRAさん、月1000円安くして!
まとめ、波乱レースを見極めるためには人気サイドをチェック!
人気薄が激走したから波乱レースになった、というのは希望であり、現実的には人気サイドの揚げ足取りに徹した方が波乱レースを見抜けるようになります。ポイントは「1頭1頭の不安要素」はもちろん「レース中にやり合うことで生まれる不安要素」の2つがあることを覚えておきましょう。
物理的計算だけで判断したい人は「オッズ×競馬指数を使ったテクニカル6」が手っ取り早く使えます。